リアップX5プラスで効果ある人とない人の違いって?
当サイト編集長の晃一です。
ここでは、日本で唯一の発毛剤として有名なリアップX5プラスについて書いてみたいと思います。テレビCMでもよく見かけるので、髪が薄くて悩んでいる人はすべての方が知っていると言っても過言ではないでしょう。
実際、使用していたお客様も多くいたのは事実。使用していたとは過去形ですが、やめた方も多いのも事実です。
今まで色々な情報を入ってきた中で、リアップで髪がかなり改善したという話しは聞いたことがあります。リアップで発毛した人も多いのかもしれませんが、私の見てきた限りでは薄毛が改善したという人は見当たらないのです。
リアップとの相性もあるとは思うのですが、少なくとも「日本唯一の発毛剤」というフレーズほどの効果を感じないのですよね。
さて、当サイト編集長の晃一は、実際にリアップは使っていません。
実を言うと、日本でリアップが発売される前にロゲイン5%を付けて被れた経験があります。そのため、同じミノキシジル配合のリアップは使用しなかったのです。
お客様のリアップX5プラスを試しに付けさせてもらって、使用感だけは伝えられますが、ここでは、もう2年以上リアップを愛用しているお客様Sさんの情報を交えて書いています。
主成分ミノキシジルとは?
日本で初めてミノキシジル配合の発毛剤として承認をうけたリアップ。リアップ→リアッププラス→リアップX5→リアップX5プラスというバージョンアップになっています。
また、2018年8月6日にアンファーからミノキシジル5%配合の発毛剤「メディカルミノキ5」が発売されています。
なお、ミノキシジルタブレットのように、直接服用するタイプもあります。
そもそもリアップシリーズの主成分ミノキシジルとはどんな成分なのでしょうか?
詳しくは、ミノキシジルの効果や副作用についてに書いていますが、ミノキシジルは元々は高血圧患者のための血圧降下剤として開発されたものでした。しかし、服用した患者の中に髪の毛が増えてくるという副作用的なことがあったことから、AGA治療薬として開発されたのです。
つまり、ミノキシジルには血管を膨張させる効果があります。
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン作成委員会による日本皮膚科学会の2017年版です。
出典:日本皮膚科学会
プロペシアの主成分フィナステリド、ザガーロの主成分デュタステリドと同じ推奨度Aに表示されています。
はげの原因には、頭皮の血行不良による毛乳頭細胞の不活性化が挙げられます。ミノキシジルは、血管膨張剤なので、頭皮の血行不良による薄毛には効果が認められているわけです。関しては血行促進作用が確認されており、発毛・育毛に効果があると考えられています。
しかし、ただ単に血管を拡張して血流が良くなるだけでは、毛乳頭細胞を活性化するかどうかは
まだまだ未知なところがあり、万人に効くものではないというのが現状だと思います。
上記のガイドラインを見ても分かるように、フィナステリドやデュタステリドは(男性型脱毛症)と表示されていますが、ミノキシジルには表示されていません。
したがって、5αリダクターゼを抑制するとか、DHTを抑制するとかでもありませんので、AGA(男性型脱毛症)には効果が微妙なのかなと思います。
リアップX5プラスの成分について
リアップX5から3つのサポート成分をプラスしたのが、リアップX5プラスです。
ミノキシジルは5%のままですが、プラスされた成分は以下です。
ピリドキシン塩酸塩とは、ビタミンB6とも呼ばれる成分です。
皮脂の過剰分泌が抑えることができるため、毛穴の皮脂づまりを防ぎ頭皮環境を整えることができます。
トコフェロール酢酸エステルは、酢酸トコフェロールと記載されることもある有効成分として、厚生労働省に認可されている成分です。
ビタミンE誘導体とも言われ、頭皮の酸化を防ぐことで皮脂の産生を抑え、様々な頭皮のトラブルから守る効果があります。また血流を改善する効果もり、最近の育毛剤には配合されることが多くなっています。
ミントやハッカから抽出される成分で、香気と清涼感をあたえ、頭皮のフケや痒みを抑え、雑菌の繁殖を防いでくれます。
また、ほのかな香りは人によってはリラックス効果も期待できます。
上記のプラスされた3成分は、毛根に直接働きかける攻めの効力を発揮する成分ではありません。しかし、頭皮環境を整えることで、ミノキシジルやその他の成分の毛根への浸透をサポートする重要な成分になるのです。
リアップX5プラスの添加物は以下です。
セタノール、1,3-ブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、リン酸、エタノール
男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制するための成分は含まれていません。
リアップX5プラスを体験しました
今までたくさんの育毛剤を使ってきましたが、リアップの容器はちょっと特殊ですね。
- まずは容器をたてにしておいてからキャップを回して外します。
- 真ん中の画像のように、容器は立てたままにしておきます。
- そして、黒いノズルが容器が真下に向くように逆さにして約3秒待ちます。
- そうすることで、計量室に薬液が1ml溜まります。
この溜まったノズルを頭皮にトントンと押し付けることで液体がでてきます。
気になる部分を中心にノズルに入った液体がなくなるまで、場所を移動しながら塗布していきます。
かなりねっとり感があるので、全体を付け終わるまで、頭皮に垂れることはありません。付け終わったら、指に腹を使って頭皮全体に馴染ませます。

使用感については、少しスーッとする程度で、きつい刺激はありません。ただ、ベタつきがかなり気になるかな?
髪を乾かすと、髪が多少ごわつくのも気になりました。

Sさんは、2年以上リアップシリーズを付け続けているのですが、つけ心地・使用感はどうですか?

皮膚科で薦められてからずっと付けているのですが、始めはリキッドのような、アブラを付けてる感があったのですが、慣れると気にならなくなりました。でもやっぱりネットリとベタつきますよね。

私の回りや一部の方には、かゆみが出て止めざるを得なかったという人もいますが、Sさんは大丈夫だったんですね。

いえ!たまにですが、実はかゆい時があります。私は元々皮膚が弱くて敏感肌なので、リアップが原因ではないのかなと思っています。まぁ、通っている皮膚科の先生に薦められたので大丈夫なんじゃないですかね。
2年以上リアップX5プラスを続けたSさんに効果はあった?

それでは、使い続けて髪の変化・効果は何かありましたか?

正直言うと効果は感じていません。肌が弱いので効きにくいのかもしれませんね。実際は少し薄毛が逆に進行しています。それは生え際なんですが、かなり細くなってしまっているのです。

そうですね。毎月髪の毛をカットさせてもらっていますが、正直に言うと前髪の生え際の毛は細くなっています。

やはりそうですよね。薄々は感じていたのですが、毎月見て頂いてるので、それは分かりますよね。

リアップは血管拡張剤なので、血流を改善して髪の栄養を与えるものです。生え際の毛細血管は細くて血流がどうしても悪くなります。
ですので、比較的血管の太い頭頂部には効果があるのではないかなと思いますね。実際Sさんの頭頂部はそれほど髪が減ってはいません。増えたということはないのが残念ですが・・・
以上Sさんの効果でしたが、人によっては効果はマチマチで違うのは当然です。
実際、髪がかなり改善したという話も聞いたことがあります。ですが、トータル的には何の変化もなく止めていく人も多かったように感じています。
特にネックなのが、その価格かもしれません。医薬品なので仕方がないのでしょうが、もう少し値段を低くしてくれたらなぁと思いますね。
まとめ
リアップシリーズは第1類医薬品の発毛剤ですが、使用した方の口コミを見ると効果は様々です。Sさんの体験談や口コミから見ると、頭頂部の薄毛の方には、それなりの効果があるようです。
リアップの主成分であるミノキシジルは、血管拡張剤なので、血流を良くする作用があります。頭頂部のはげの原因が、血行不良の方は、効果があるようです。
ただ、生え際M字には、効果が出にくいようです。その理由は生え際は頭頂部に比べて、毛細血管が少なく、さらに細くなっていますので、リアップの血管拡張効果は期待できないのではと思います。
また、口コミで多いのが、「頭皮のかゆみ」です。Sさんは肌が弱いながら、ひどいかゆみはないとのことですが、このかゆみが原因でリアップを止めたという方がいるのは確かなようです。
大正製薬のデータによれば、使用者の70%は1年以内に発毛を実感できたという臨床結果がありますが、感覚的にはそこまでないような気もします。